【書評】空白
2010年12月から井上雄彦の体調不良により休載が続いていた『バガボンド』が、
2012年3月より連載を再開する。その約1年半のあいだ、iPadア プリで描かれ、
Twitterで公開された「Smile」シリーズ、3.11東日本大震災、京都・東本願寺の依頼で制作された屏風「親鸞」公開など、
さま ざまな事柄が動いていく中で、しかし『バガボンド』は長い沈黙を保ち続けた。
この間、井上雄彦は、何を考え、どう変化してきたのか。
そして、なぜいま、『バガボンド』を再開したのか。
そのすべてのプロセスを、井上自身がはじめて、そしてあらためて語り下ろした。
- 作者: 井上雄彦
- 出版社/メーカー: スイッチパブリッシング
- 発売日: 2012/05/10
- メディア: 単行本
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バガボンド大好きなので、思わず購入。
自分にとってのマンガについてものすごく抽象的に語ってた。
もう、本当に言葉ってなんて情報が少ないんだろうと悔しくなった。
この人の言ってることわかりたいなぁ。
バガボンドをもう一回読み直してみようか!
「人が見る自分は鏡に映る自分」なんかじゃなくて、
「人が見ている僕はその見ている人が見たい僕。だからその『僕像』が語り得るものは僕ではなくて見ている人自身じゃないか」
という箇所でガツンと来た!!
コミュニケーションにおいて受け手ってすごく大事で、
最初の印象で、その後の話の受け取り方が決まったりするもんね。
相手が自分に対してどういう接し方をするかを観察することで、相手の考え方とかわかったりするものなのかな。
バガボンドファンで仏教も興味がある人にはお勧め!