【書評】「フクシマ以後」の生き方は若者に聞け

「フクシマ以後」の生き方は若者に聞け

「フクシマ以後」の生き方は若者に聞け

 

ジェネレーションギャップがどうしてこんなにもあるのかよく分かる本。

オトナに対して思ってたことをすべて代弁してくれる。

 

これまでのオトナは「今日がんばったら、明日はもっと良くなる」と思って働いてきた。需要はどこまでも伸び続け、経済はどこまでも果てしなく成長していくと本気で思っていたんだろうか。

かたや、バブルが弾けたあとに育った若者は、そんなのは「おとぎ話」だって肌で感じている。
このご時世、頑張ることの費用対効果って昔ほどあるのだろうか?

 

こんなことを書くと、人として疑われると思うのだけど、

3.11以降ずっと言われている「日本を元気に!」「がんばれニッポン!」

っていうスローガンに、とてもむなしさを感じる。

 

たぶん、日本っていう国は、もう元には戻らない。

それは、変えようがない事実だと思う。 

 

でもそれって、そんなに悪いことじゃない。

少なくとも若者には。

 

これからどうなるのってそんなことは知らんけど、

大切なのは、「もう今までとは違う」っていう認識で、

それを意識して生き方を見つめなおすことなんではないかと思う。

 

よく考えたら、学生時代は「チイキヲゲンキニ!」ってばっかり言ってたなぁ(苦笑)
あのころの自分と腹を割って話してみたいなぁ。