【書評】ポストモダン・マーケティング~顧客志向は捨ててしまえ!~

ポストモダン・マーケティング―「顧客志向」は捨ててしまえ!

ポストモダン・マーケティング―「顧客志向」は捨ててしまえ!



珍しく人から借りた本。


最近、プログラマーとして「アジャイル開発」っていう開発手法 をお勉強中

お客さんに満足してもらえるようなモノを作るために、顧客志向(てか、お客さんにも開発チームに入ってもらう)で開発を進めていくってやつ

すげー面白いんだけど、「顧客志向」に走りすぎかなぁと思って読んでみた。

 

この本の主張は、「顧客にすり寄るあざといマーケティングはもう飽きられてる。顧客を追うマーケティングより、追われるマーケティングを!」ってところのようだ。

  モテる人は、異性を追わせるって話を聞くけど、たぶん一緒なんだろうな。

 

読んでて思ったのは、『なんのために顧客志向を捨てるのか』っていうこと。
この本の場合「企業として、もっと利益を上げるため」

でも、それもなんかしっくりこなかった。

 

アジャイル開発ってのは、なによりも顧客のためを考えた開発手法で、「どういうシステムを作ってほしいか」の前に「顧客が何をしたいのか」を考える。
顧客のためになることを、顧客がトンチンカンなことを言って邪魔するんだったら徹底抗戦も辞さないw

 

たぶん、本当の意味での顧客志向って、顧客に対して本音でぶつかるって、そういうことなんじゃないかと思う。

けど、普通そんなこと言ってたらビジネスになんない。

プログラマーってすごい恵まれた幸せな職業だと、つくづく思う。

まぁ、まだ何にも知らないから、たぶん1年後は違うこと言ってる(笑)